三菱電機は、製造現場のシステム監視とプロセス制御を行うSCADA・IoT分析ソフトウエアなどを開発・販売する米国のソフトウエア会社、ICONICS(アイコニックス)社の株式を追加取得し、三菱電機グループとして100%子会社化する。米国関係当局からの認可取得を前提に、19年度中に完了する予定。
アイコニックスは1986年設立で、FA・PA/社会インフラ・ビル管理等の幅広い分野向けに、競争力のある監視制御用ソフトウエア製品を開発し、グローバルに販売している。三菱は11年に資本参加し、協業を進めてきた。
製造業でのIoT化ニーズが高まる中、三菱はエッジコンピューティング領域のソフトウエアプラットフォームである「Edgecross」に対応した各種ソフトウエア製品群を投入しているが、今回、アイコニックスを子会社化することで、同社の保有するソフトウエアの開発資産、ノウハウ、およびエンジニアを獲得し、e-F@ctoryを実現する製品の開発力を強化していく。