ディスプレイも高解像度に
IDECは、軽量で人間工学に基づいたデザインのティーチングペンダント「HG1P形」を5月23日から発売した。
産業用ロボットなどに作業や動作を教示する際に使うティーチングロボットは、長時間作業による疲労の軽減や、熟練者の減少により直感的に使用できる操作性が求められている。
新製品は、約500グラムの軽量構造のため持ち運びが容易で、エルゴノミクスデザインの採用により長時間の作業でも疲労を軽減することができる。従来品はモノクロで文字の表示しかできなかったが、新製品は4.3インチの高解像度ディスプレイを搭載し、図などをカラー表示することが可能。わかりやすく直感的な操作ができるため、熟練者以外でも扱いやすくなっている。
また、1.5秒の高速起動でストレスがなく、落下耐性は1.5メートル(従来比1.5倍)になるなど、堅牢性も実現。消費電力は3W以下(従来比25%減)の省エネ設計となっている。
標準価格は通信インターフェイスにより異なり、RS422/RS485=12万8000円、Ethernet=13万8000円。