ブラザー工業は、コンパクトマシニングセンタ「SPEEDIO(スピーディオ)」シリーズに取り付けて、加工する部品を自動で搬送・供給できるオプション装置「ローディングシステム BV7−870」を5月10日から発売した。
昨今、生産現場の自動化が注目されているが、ロボットの導入となると設置や設定、操作が複雑、コストが高いなどの障壁もある。
BV7−870は、これらを解決するために機能を加工部品の着脱(搬入・搬出)に特化。コストを抑え、SPEEDIO本体に設置した状態で納品する専用設計で、設置や設定、操作もシンプルに行える。
ワークの着脱に特化した4軸垂直多関節型のため、動きはシンプルでティーチングも簡単、構成部品も少ないため保守にかかる費用も削減することができる。ローディングシステムには、架台、側面扉、バルブなどの付属品が標準で含まれているため、加工ワーク・加工形態に応じてストッカーやハンドを準備するだけで動作が可能。
BV7−870のコントローラはSPEEDIOに内蔵され、アームの中にモーター、配線、配管などをコンパクトに収め、SPEEDIOの側面からBV7−870外側まで、わずか300㍉㍍という省スペース化を実現している。