アズビル湘南工場 新生産棟が竣工、グローバル体制の中核に

アズビルは、グループ生産全体のさらなる最適化を目指して建設を進めていた湘南工場(神奈川県寒川町)内の新生産棟がこのほど完成、5月24日に竣工式を行った。2018年6月に湘南工場内に完成した新事務棟とともに、湘南工場をグローバル生産体制における中核マザー工場として活用を進めていく。

湘南工場は、技術開発拠点である藤沢テクノセンター(神奈川県藤沢市)と連携。「4M(Man・Machine・Material・Method)の革新」を目指した次世代生産の工場機能を有している。

具体的には、①最先端技術を駆使し、他社の追随を許さない高付加価値製品と高度な生産工程を「生み出す」②AIやIoT技術を活用し、多品種少量やカスタマイズ生産と人と機械が協調した競争力ある柔軟な生産を「実証する」③グループ内の生産・物流・調達の標準化、共通化で「リードする」という3つをポイントにしている。

中国とタイの工場も含めたグローバル開発・生産機能の最適配置でグループ全体の効率化を一層進めていく。

湘南工場の規模は、建築面積4480㎡、延床面積1万2700㎡。PA/FA/BA用システム製品、スイッチ・センサなどのコンポーネント製品などを生産する。

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