工場新設・増設情報 6月第1週 富士フイルム、森永製菓、オークマ、ヤマハ発動機など

▶︎富士フイルム
同社の内視鏡製品の生産拠点である富士フイルムテクノプロダクツ佐野工場内(栃木県佐野市)に新工場を建設、9月から本格稼働させる。新工場は、IoTやAI技術を活用した最新のスマート工場で、内視鏡スコープを生産。生産能力は従来の2倍になる予定。

総延床面積は1万1275平方メートル(地上2階建て)、竣工は6月末、稼働開始時期は9月を予定。総投資金額は約40億円。

新工場外観イメージ図

 

▶︎森永製菓
主力のアイスクリーム商品「チョコモナカジャンボ」などの生産体制強化のため、19年4月から建設中の高崎第3工場(群馬県高崎市)に、製造ラインの新設を発表した。アイスクリーム市場は年々拡大しており、中でも「チョコモナカジャンボ」は18年連続で伸長。製造ラインの新設により、生産効率化と供給体制の強化・整備を行っていく。

高崎第3工場の竣工は20年4月、稼働開始は同年9月を予定。新設の製造ラインでの生産は21年4月開始を予定。設備投資額は86億円。

 

▶︎オークマ
建設を行っていた可児新工場 Dream Site3(DS3、岐阜県可児市)が竣工し、稼働を開始した。DSは同社が展開するスマート工場で、新工場のDS3は、最先端のスマートマシンやロボット、FMS、IoTなどを駆使し、生産した機械部品を組立て工程と同期を取りながら、超多品種少量生産で量産並みの高効率生産を目指すとしている。

 

▶︎ブルボン
社外の製品倉庫統合による物流効率化と、将来の生産量増加に伴う製品保管面積の確保のため、上越工場(新潟県上越市)の製品倉庫ならびに間接棟の増築工事を行うことを発表した。

製品倉庫・間接棟増築による延床面積は約8262平方メートル(3階建て)、着工は8月、竣工は20年6月末を予定。投資総額は約12億円。

 

【海外】

▶︎ヤマハ発動機
フィリピンでの二輪車のさらなる販売拡大のため、同国バダンガス州のリマ工業団地内で二輪車の製造・販売を行うヤマハ・モーター・フィリピンの生産能力の増強を行う。同敷地内に新しい工場棟を建設し、年間生産能力を現在の40万台から80万台にする予定。中期的な目標は、同国での販売台数100万台を目指すとしている。

5月に着工し、稼働開始は20年7月を予定。

新工場棟の完成イメージ

 

▶︎アイカ工業
化粧板製造販売子会社であるアイカ・ラミネーツ・ベトナムが運営するメラミン化粧板製造工場が、ベトナムのドンナイ省に新設され、5月22日から稼働を開始した。新工場はベトナム初のメラミン化粧板製造工場で、今後、ASEANを中心としたアジア地域や日本向けの化粧板の製造販売を行っていく。

延床面積は1万1318平方メートル、総投資額は2400万USドル(約26億4000万円)。

新工場の外観

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