ダイヘンは、自動車部品向けに活用できる、アルミニウムと鋼板の異材を接合する新接合技術を開発した。
近年、EV車の普及などによりさらなる軽量化が進み、アルミと鋼板は軽量素材の筆頭だが、これらの異材接合はアーク溶接や抵抗スポット溶接といった溶融溶接が難しいとされていた。
同社は、アーク溶接における独自の電流波形制御技術と、精密な入熱制御が可能なレーザ技術を組み合わせた溶接・接合技術を開発。これにより、接合部に生成される金属間化合物(IMC)を最小限に抑制することに成功し、高い継手強度を実現。特殊接合材料が不要となるため、ランニングコストも低減する。
今後、実用化に向けた製品開発を行い、2019年度内に製品化を予定。