シナノケンシ(長野県上田市)は、2018年に創業100周年を迎え、次の100年に向けた新たなコーポレートブランドとして「ASPINA(アスピナ)」を立ち上げた。
これに合わせて新戦略として、従来のモータ単体のビジネスに加えて、それらをモジュール化やユニット化して顧客の困りごとを解決する「動きのソリューション」の提供を加速し、ロボットや医療・福祉、高速通信産業など新しい産業分野や、スタートアップとの協業など新たな取組を進めていく方針を明らかにした。
新ブランド名のASPINAは、同社の創業であるSilk Spining(絹糸紡績)と、コア技術であるモータの回転を意味するSpinを両側のAで挟み、A級の良品をお客と一緒に紡ぐという意味が込められている。英語のAspire(熱望する・志向する)にもかけられ、「世界の未来を動かしていくことを技術で実現する」というメッセージとなっている。
9月から新ブランドでグローバルに活動を開始し、10月の関西機械要素技術展を皮切りに、展示会でも新ブランドを掲げて展開する。モーターなど製品にも順次ブランドを掲げる予定。社名の変更の予定はなく、あくまでブランドの立ち上げとなる。