横河電機は、フィンランドのSensire社に600万ユーロ(約7億4000万円)を出資し、コールドチェーン・モニタリング分野で協業する。
Sensire社は、出荷から消費地まで低温を保ったまま流通させるコールドチェーン・モニタリングを中心とした温度監視ソリューションを提供している。無線温度センサで測定したデータをクラウドに収集し、PCや携帯端末等でいつでもどこからでもアクセスできるようにする。
横河電機は、クラウド環境によるIIoTアーキテクチャの開発を進めており、さまざまな物理量を遠隔から容易に監視できるソリューションの提供を開始している。また、子会社のアムニモではこのアーキテクチャを活用し、あらゆる場所で簡単にIIoTを活用できるサービスを開発している。
今回の出資により、横河電機はSensireの株式の35.2%を保有。両社は今後、互いのノウハウを合わせて、コールドチェーンをはじめとする物流における温度監視分野で、新しいソリューションを開発するとともに、横河電機の生産に関するノウハウやグローバルネットワークを活用し、ビジネス拡大を図るとしている。