MECHATROLINK協会(MMA)は、「2019年度総会/講演会」を、東京・CIVI研修センター秋葉原で6月12日開催し、会員会社から89社約150人が出席した。
冒頭、MMA幹事長の安川電機 上山顕治モーションコントロール事業部長があいさつし「ドイツのインダストリー4.0、中国製造2025など、IoTを通じたものづくりの主導権争いが続いている。18年10月から当社が提唱しているi3(アイキューブ)メカトロニクスを具現化した見せる工場として、入間工場で安川ソリューションファクトリの操業を開始した。MECHATROLINK-4や∑-LINK Ⅱの製品ラインアップをそろえながら、各装置メーカーさまと協業を強め、産業界活性化に取り組んでいきたい」と述べた。
MMAの会員数は19年3月末で3269社と、1年間で130社増加した。また、メカトロリンク通信ASICの総出荷ノード数は18年度約97万ノード増加し、累積出荷数約775万ノードとなっている。メカトロリンク対応製品数も、18年度に10製品増えて、累計513製品となっている。
MMAの事務局代表の下畑宏伸氏は「今年はM-4のメッセージ通信仕様とTSN対応を継続して取り組む。また、ASEANでの種まき活動やセンサメーカーとの連携も強めたい」と運営方針を示した。
その後、安川電機のロボットモジュール「RM100」とインバータ「GA500」の紹介が行われ、また特別講演を、エーアイキューブの久保田由美恵社長と、アスラテックの吉崎航取締役が行った。