アズビルは、同社が設定した2030年の温室効果ガス(GHG)の排出削減目標が、パリ協定の「2℃目標」を達成する上で科学的な根拠があると認められ、国際的な環境団体「Science Based Target(SBT)イニシアチブ」による認定を取得した。
SBTは、産業革命前と比較して気温上昇を2℃未満に抑えるため、科学的根拠に基づいて設定した温室効果ガスの排出削減目標のことで、同イニシアチブは、このSBTを達成するために設立された団体。
アズビルが認定された、2030年のGHGの排出削減目標は、事業活動に伴うGHG排出量を30%削減する(基準年=2013年)、サプライチェーン全体のGHG排出量を20%削減する(基準年=17年)というもの。
同社では目標を確実に達成するため、3カ年ごとの目標数値を設け、グループ内における省エネ施策のさらなる進化・強化と、再生可能エネルギーの利用比率の向上などを進めるほか、新たな施策の検討も行うとしている。