イグス(東京都墨田区)は、これまでマイクロサイズのみ利用可能だったエナジーチェーン「E2.1シリーズ」に、小型から中型の標準サイズをラインアップに加えた。
E2.1シリーズは、専用オープナーまたはドライバーを使用すると、エナジーチェーン1mを2秒で開くことが可能。内周側または外周側から開閉できるので素早くケーブルが収納でき、工作機械、木工機械、金属加工機械など産業機械全般での使用に適している。
また、ストップドッグの丸みを帯びたブレーキによって振動とノイズを抑制。画期的なブレーキ設計によって、エナジーチェーンの音は既存タイプと比べて最大10dB低減されている。動作音は広さ2750平方mの防音室でテストされ、速度2㍍/秒における音は、ほかのケーブル保護管と比較して最大15dB低減された。
内部空間は広い設計となっており、内部設計に適したエッジの丸いスリムなセパレータを装備し、ホースとケーブルの耐用年数も向上させていてる。スリム構造のセパレータによって、前シリーズと比べて最大50%迅速化し、ハーネス処理もスピードが向上。横置きサイド型向けには、カスタム仕様に適したノッチ付きセパレータも用意。
同シリーズは、QRコードが製品に直接プリントされており、スマートフォンなどでスキャンするだけでエナジーチェーンの製品情報や組立て説明、交換パーツに関する情報を得ることが可能。