富士電機は、インドでのシステム事業拡大に向けて、 同国の大手電源装置メーカー「コンソール・ネオワット・パワー・ソリューション(CN)社」を2019年8月末に買収する。
CN社は1981年創業で従業員数810人。18年度売上高は約67億円。UPS(無停電電源装置)では国内トップシェアを有し、製造、医療、社会インフラ向けで多くの実績がある。
富士電機はインドで、主に生産性向上や省エネを実現する「インダストリーソリューション事業」を展開している。
買収することで、CN社の価格競争力のある製品と製造拠点、さらにインド全土に広がる販売・サービス拠点を獲得することになり、製造業や、近年活況なデータセンター市場を主要ターゲットに、インドでの事業拡大を図る。新会社の社名は「フジ・コンソール・ネオワット・パワー・ソリューション」で、本社はチェンナイ市。