日本電気制御機器工業会(NECA)は、「NECAフォーラム2019」を東京・港区のコンベンションルームAP浜松町で6月14日開催し、約65人が参加した。
NECAの業務系の各委員会が1年間の活動報告を行うことで、NECA会員の情報共有と会員間の懇親を目的に毎年開催しており、今年で20回目。
発表は、業務、スイッチ、リレー、センサ、PLC・FAシステム、商社、市場調査の各委員会・研究会の順に各15分~30分間行い、質疑・応答の時間も設けられた。
いずれの発表も、1年間の委員会活動の成果を集大成した内容であることから、意見交換も活発に交わされた。
また、今年は新たな子試みとして委員会・研究会から6つが参加して「5ZEROマニュファクチャリングの加速に向けた取り組みについて」と題しパネルディスカッションを企画した。
NECAで活動は基本方針として「5ZEROマニュファクチャリング」を掲げているが、これに関連する委員会がそれぞれの活動の中でこの方針に即した取り組みを紹介しながら、意見交換を行った。
なお、1998年から活動を続けてきた市場調査研究会が20年を区切りに発展的に解消し、ものづくり・ことづくりと業務の両委員会に移管することになった。同研究会は、制御機器市場の定点観測やグローバル市場ポテンシャルの把握、次世代に向けた需要調査など、NECAの活動を側面的に支えてきた。
最後に、石井友亜理事と窪田明専務理事から講評が行われた。