安川電機は、福岡県から3回目のグリーンアジア国際戦略総合特区に指定された。
グリーンアジア国際戦略総合特区は、内閣府の定める「総合特区制度」に基づき、福岡県、北九州市、福岡市が共同で推進している。「アジアと環境」を軸に、地域に蓄積された産業・技術・人材・ネットワークなどの強みを生かし、「環境配慮型製品の開発・生産拠点の構築」「資源リサイクル等に関する次世代拠点の形成」などを図っている。
安川電機は、労働力不足やものづくりの多様化など、変化する市場ニーズへの対応力を強化するため、新たな研究開発拠点「安川テクノロジーセンタ(仮称)」を新設する。同社グループの研究開発・生産技術の機能を集約し、要素技術開発から量産試作までの一貫した研究開発体制の構築を図るとしている。
この取り組みがグリーンアジア国際戦略総合特区の事業趣旨に合致することから、指定法人の指定を受けることとなった。2012年、15年に続き、3回目の指定となる。
今回の指定により、同社は今後一定の条件を満たす設備投資を行った場合、税制上の特例措置を受けることができる。