横河電機は東南アジアの製造業向けに、ERP(基幹業務システム)ソリューションのマーケティングや販売、エンジニアリングを専門に行う組織を設置し、7月1日から提供開始する。
設置場所は、シンガポールにある東南アジア地域統括会社とタイの子会社で、同社は今後、製造現場の制御システムから、ERPソリューション導入による経営層向けのビジネスプランニング支援までを提供し、生産の効率化や意思決定の迅速化に貢献していく。
提供するソリューションは、Microsoft社のクラウド対応ERPソリューション「Dynamics 365 for Finance and Operations」、東洋ビジネスエンジニアリングのERPパッケージで生産管理システム向けに最適な「mcframe」、フレクシェが開発した、生産計画立案者を強力に支援する生産スケジューラー「FLEXSCHE」と、横河電機オリジナルのクラウド対応保全管理システム「eServ」。
いずれも柔軟性が高いソリューションのため、化学、石油、ガス、エネルギー産業から食品、医薬品、自動車製造業など、さまざまな産業における顧客ニーズに対応するとしている。