設計工数の手間を削減 業界最多のラインアップ
オムロンは、全164形式をラインアップしたセーフティライトカーテン「F3SG-SR/PGシリーズ」を7月1日から発売する。
ライトカーテンは、人がプレス機や産業用ロボットなどの危険領域に入った際、装置を止める信号を出力する安全システムに用いられるセンサ。近年は多品種少量生産や、最終製品の高機能化・高度化に伴い、生産設備や生産ラインのレイアウトがより複雑化しており、さまざまな機種のライトカーテンを併用するケースが多くなっている。
新製品は、指、手、足、体の4つの検出タイプと、160~2480ミリメートルまでの検出幅がそろう業界最多のラインアップで、世界各国の安全規格に対応。このため、装置開口部から設備周囲の侵入検知まで、同一シリーズのライトカーテンでそろえることができ、設置方法や電機配線なども統一され、選定や設計工数の手間を削減することができる。
エリアビームインジケータの3色表示によって、遠方でも入光状態が把握でき、光軸調整時間の短縮と、入光状態の見える化で一人でも簡単にライトカーテンの設置が可能。マイナス30℃の寒冷や、防水・防油のIP67G対応のほか、光量劣化や光学面の汚れも色表示でわかるため、予期しない設備の停止も防止。
また、IO-Link対応で生産現場をIoT化し、モニタリングによる予兆保全や状態の一元管理ができ、設備やラインの最適な保守が可能となる。