タムロン(さいたま市)は、グローバルシャッターCMOSセンサーを搭載した光学30倍ズームのカメラモジュール「Model MP2030M−GS」を6月18日から発売した。
一般的なカメラモジュールは、撮像素子にローリングシャッターCMOSセンサーを使用しており、被写体が速いスピードで移動する場合や、カメラが動いて被写体を捉える場面では、露光時差により被写体映像に歪みが発生しやすいという特徴がある。
新製品は、グローバルシャッターCMOSセンサーをカメラモジュールに採用することで、センサー素子の全てのラインが同時に露光されるため、被写体の歪みを抑えることが可能。動きが速い被写体を捉える交通監視や、無人飛行機などによる施設監視の用途で肉眼で見た形状のまま被写体を記録することができる。
また、焦点距離6.5〜195mmという光学30倍の高倍率ズームレンズを採用しているため、設置環境や使用目的に合わせた画角を選ぶことができ、Full HD対応、フレームレート60fpsの高画質デジタル映像出力が可能。