EtherCATの普及を目指すEtherCATテクノロジーグループは「第13回ETG日本メンバーミーティング」を、日石横浜ビルで7月2日開き、ベンダーやユーザーなど約110人が参加した。
冒頭、ETG本部のマーティン・ロスタンチェアマンが最近の活動状況を報告。マーティン氏は「ETGには現在65カ国から5438社・団体が参加しており、2018年1年間で約500社増えた。地域的にも各地域で最大規模を誇るが、特にアジアは中国、台湾、日本などで2000社を超え、この1年間で約10%増加している。また、マスターは220社、ドライブは174社、IOは121社が開発・発売している。さらにセーフティEtherCATも38社が開発しているのも特徴だ。19年9月にベッコフ社が開発したEtherCAT Gの技術の公開を予定している。新しいバーションではなく、互換性を確保した100Mbpsで使えるような機能になっている」と述べた。
その後、ETG日本オフィスの小幡正規代表から「EtherCAT技術アップデート」の状況が報告され、地域委員会や認証テストセンタの活動も紹介された。
特別講演は、経産省製造産業局の伊藤貴紀氏が「製造IoTの推進~コネクテッドインダストリーの実現に向けて」と題して行った。