三菱電機は、FAセンサ「MELSENSOR シリーズ」の新製品として、高い読み取り率を実現する物流・製造現場向けコードリーダー2機種を6月27日から発売した。
新製品は、米・コグネックス社と共同開発しており、状態の悪い損傷したコードでも、コグネックス社の独自アルゴリズムによって高い読み取り率を実現。高輝度照明などのオプションと組み合わせることで、自動車部品のシャフトやベアリングなど、光沢や反射がある面に打刻されたコードも読み取りが可能になる。
通信は、CC-Link IE フィールドネットワークBasic、SLMP、FTP、RS232、Ethernetなどに対応。CC-Link IE TSNは将来対応を予定している。
三菱電機のシーケンサと容易に接続することができ、コードリーダーを接続するだけでシームレスに製品データの収集や管理が行え、トレーサビリティーや品質管理の向上、システム設計や運用・保守のTCO削減にも貢献する。また、コードリーダーのスイッチを押すだけで、読み取るコードの焦点を自動調整するため、システムの立ち上げ時間も短縮。
製品ラインアップは、短距離(40~200ミリメートル)設置用と長距離(80~1000ミリメートル)設置用の2機種。