富士電機、世界初 超音波流量計を開発、配管工事は不要

富士電機は、配管工事不要で飽和蒸気が計測できる、超音波流量計を世界で初めて開発し、発売開始した。

飽和蒸気を測る流量計には、配管自体に流量計を組み込み設置する従来方式の「渦式」「差圧式」があるが、蒸気を発生させるボイラの停止・復帰、配管の切断・溶接といった配管工事が必要になる。一方、「超音波式」は配管の外側にセンサを設置するため、配管工事が不要だが、飽和蒸気は超音波が通りにくく、さらに配管内はノイズが多く発生するため製品化は困難とされていた。

同社はこれらの課題を解決するために、独自開発した高感度センサやノイズ除去フレームを搭載し、飽和蒸気用超音波流量計の開発に成功。設備を稼働しながら設置でき、設置工事のコストを大幅削減することができる。

また、従来方式の測定には一定以上の流量が必要だが、新製品は流量ゼロに近い低流量でも測定が可能となった。さらに、抵抗による蒸気エネルギーの損失が発生しないため、ボイラの焚き増しが不要となる。

測定流速範囲は0~プラスマイナス50m/S。

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