ソディックは、小麦粉、そば粉、米等の粉粒体の原材料を迅速・均一に冷却し、製麺、製パン、製菓など生地の品質管理の向上・安定化を実現する業界初の粉体冷却装置(CHB、Cooling Holding Bin)を8月から発売する。
製麺、製パン、製菓業界では原材料の保管は屋外のサイロに保管され、外気温の影響を大きく受ける。特に夏はサイロ内が高温化して原材料の温度が高まり、加水混合時にグルテンが多く形成されて練りムラの原因となるなど、品質に影響を及ぼしている。年間を通して原材料の温度管理の必要性が高まっている。
同製品は、原材料を投入したら容器内を減圧して粉粒体が保持している水分の一部を強制的に蒸発させ、潜熱を利用して原材料を冷却する。同時に撹拌して全体を均一に冷却する。原材料を必要分だけ冷却し、既存の製造装置と連続した自動運転ができ、これまで難しかった原材料の温度の直接管理を実現する。
またタッチパネルを取り付けて操作性を向上。温度や運転時間の設定などのオペレーションを用意にしている。
製麺、米飯業界をはじめ、製パン、製菓業界へと販売していく。