【国内】
▶︎村田製作所
電極材料の生産能力の拡大を目的に、野洲事業所(滋賀県野洲市)の敷地内に、新生産棟を建設する。中長期的な需要増加に対応するためとしている。
建設面積は7082平方メートル、延床面積は2万3411平方メートル、竣工は2020年11月を予定。総投資額は約140億円(建物のみ)。
▶︎コカ・コーラ ボトラーズジャパン
広島工場(広島県三原市)で6月21日に安全祈願祭を執り行い、本格的な建設に着工した。18年7月の西日本豪雨により、3つのラインを保有していた本郷工場(広島県三原市)が甚大な被害を受けたため稼働を停止。同市内への移転を決定し、今回、着工となった。新工場は、近年需要の高いアセプティックライン2ラインを新設し、中国・四国エリアを中心とした西日本エリアに製品を供給していく。
竣工は20年春を予定。
▶︎共同カイテック
バスダクト需要の増加に対応するため、新工場(神奈川県綾瀬市)を建設、7月1日に着工した。新工場の完成によって、現在の約50%増の製造量が見込まれている。
敷地面積は7495平方メートル、延床面積は1万2864平方メートル(4階建て)、完成は20年3月末、稼働開始は同年5月を予定。
【海外】
▶︎JSR
米国連結子会社であるJSR Microの最先端半導体向け機能性洗浄剤の製造能力増強のため、米国オレゴン州に新工場の建設を開始した。近年、最先端の半導体製造プロセスの複雑化に伴い機能性洗浄剤の重要性が高まっている。同社は先進的な機能性洗浄剤による半導体材料事業のポートフォリオ拡大と、顧客満足度向上の観点から新工場を建設し、北米製造拠点として位置付けていく。
2020年に稼働開始予定、投資金額は約100億円。
▶︎豊田合成
ベトナムにおける生産子会社、豊田合成ハイフォンのタイビン工場が7月3日に開所式を行い、稼働を開始した。新工場の稼働によりベトナムでの生産能力は、今後4年間でエアバッグ部品を18年度の約1.5倍の年産2500万個、ハンドルを約1.7倍となる年産400万本に増やす予定。
土地面積は約11万3000平方メートル、建屋面積は約3万4000平方メートル。
▶︎技研製作所
グループ企業のGiken Europe(技研ヨーロッパ)が欧州市場でのさらなる事業拡大に向け、オランダ本社に既存工場の約1.8倍の面積をもつ新工場と新事務所棟を建設する。
新工場は、圧入機の検査や搬出入の効率化を図り、大型の回転切削圧入機の整備も可能となる十分な広さと高さを確保。最新の実機を展示するスペースや、新事務所棟には営業プレゼン、メンテナンス・操作技術が研修できる施設を設け、欧州における圧入ビジネスの営業・教育・物流の中核拠点とする予定。
新工場の建築面積は2811平方メートル、着工は19年7月、竣工は20年3月を予定。投資規模は約900万ユーロ。
▶︎ユニプレス
中国の湖北省武漢市に子会社を設立、新工場の建設を発表した。中国は世界最大規模の自動車市場となっており、今後も拡大が予想されている。同社はすでに広州などに生産拠点があるが、ルノー・日産・三菱アライアンスをはじめとする武漢地区の自動車メーカーとのビジネス拡大を図るため、子会社を設立する。
工場敷地面積は約11万平方メートル、建屋面積は約3万2000平方メートル、操業開始は21年3月を予定。投資額は60億円。