サンワテクノスの関連会社、サンワテクノスベトナム(ハノイ市)は、ホーチミン市に新事務所を8月1日から開設する。人員は2人。
米中貿易摩擦の影響でベトナムへの生産移管の案件が急増しており、中国との連携が重要なポイントとなっている。同社は2016年5月にサンワテクノスベトナム(猪俣賢治社長)を設立し、ASEANのハブとして電子部品の輸出入をはじめとした「グローバルSCMソリューション事業」をけん引している。
また、ベトナム南部のホーチミン周辺の日系企業への営業活動は、従来ハノイや日本から出張ベースで営業活動を行っていたが、今回の事務所開設で地域に密着した活動が可能になる。
ホーチミン事務所は、19年度の売上高6000万円を21年度に3倍に増やすとともに2年目に営業員を増強。3年目には技術者を常駐させてエンジニアリング事業も展開していく。さらに、21年度には倉庫運用を開始しサプライチェーンの充実を図る。ホーチミン事務所の開設で、同社の海外拠点は27カ所になる。