日本電気制御機器工業会(NECA、尾武宗紀会長)は、2019年度第1四半期の電気制御機器の出荷統計を発表した。出荷総額は、前年同期比で194.6億円減(10.9%減)となり、18年度第1四半期から5期連続の100%割れとなった。
品目別では、操作用スイッチが輸出順調で前期比3.1%増となり、2期ぶりに100%を超えた。それ以外の大品目は、検出用スイッチが4期連続、制御用リレー、PLC/FA、制御用専用機器は2期連続で前期を下回った。前年同期比は5大品目全てが100%割れと厳しい状況が続く。
仕向地別では、前期比は北米、アジア・太平洋で100%を割り込み、北米は4期連続、アジア・太平洋は3期連続で100%を割った。しかし、中国が4期ぶり、ヨーロッパが2期ぶりに100%を超えたのが好材料となった。