日本ロボット工業会(JARA)は、2019年4~6月期の産業用ロボット統計(会員ベース)を発表した。
調査によると、受注額は1775億円で前年同期比16.5%減、生産額は1534億円で16.7%減、それぞれ3四半期連続、4四半期連続の減少となった。前四半期から減少幅は抑えられているが、18年の下期から続いている鈍化傾向は長期にわたっている。
国内の出荷額は443億円、2.1%増で前年同期比増加を維持しており、溶接、組み立て、マテハン用などが堅調。
業種別では電機機械産業向けが120億円で16.7%減となり2四半期ぶりの減少。自動車産業向けが168億円で29.8%増となり、他業種向けの減少をカバーする形となっている。
輸出額は、1136億円で21.5%減、4四半期連続の減少となり、溶接用が136億円で45.7%減、電子部品実装用は501億円で17.0%減となった。
主な輸出先では、中国、北米、欧州向けともに前年同期比減少が続いている。