「産業オープンネット展2019」(主催=産業オープンネット展実行委員会)が、大阪のグランキューブ大阪で7月23日、東京の大田区産業プラザPiOで7月30日に開催され、両会場合わせて約1400人が来場した。
産業用オープンネットワークを推進する団体と製品ベンダーが一堂に会して展示とセミナーを行う同展では、オープンネットワークを採用するメリットを紹介し、理解を深めてもらおうと開催している。8回目の今回は、10の協賛団体と52の協賛会社が参加した。
注目を集めたのは、標準Ethernet規格を拡張した「TSN(Time Sensitive Networking)」への対応で、従来のEthernet通信ではできなかった制御通信(リアルタイム性の確保)と情報通信(非リアルタイム通信)の混在を時分割通信方式により可能になることから、使いやすさが増すと期待されており、アピールを強めていた。
また、PLCの今後の動向を左右する小型化やモジュール化、ソフトウエア化などへの関心が高かった。
併催で37コースのセミナーも行われたが、満席となるコースも多く、熱心に聴講していた。
なお、2020年は6月25日に名古屋、30日に東京で開催を予定している。