三菱電機は7月30日、2019年度第1四半期連結決算を発表し、売上高は前年比横ばいの1兆507億円、営業利益は11%減の549億円、純利益は10%減の427億円の減益となった。重電システム、情報通信システム、家庭用電器で増収だったが、産業メカトロニクスと電子デバイスが減収となった。
産業メカトロニクスは、売上高3323億円(8%減)、営業利益は53%減の211億円。このうちFAシステム事業は、国内の半導体、工作機械、自動車関連などの需要減速、海外の有機EL・スマートフォン関連需要が停滞し、前年同期を下回った。自動車機器事業は車両電動化関連製品が増加したが、その他製品の国内・アジア向けが減少した。
通期業績予想は変更はなく、売上高は4兆6300億円、営業利益は2950億円、純利益は2400億円を目指す。