シュマルツ(横浜市都筑区)は、ストロークの固定が可能なスプリングプランジャー「FST-LOCK-HD」を発売した。
従来のスプリングプランジャーは、持ち上げ時にストロークが元に戻るためワークの姿勢が維持されなかったり、戻った時の衝撃でワークがズレるなどの課題があった。
新製品は、ストロークを任意の位置で固定することができるため、持ち上げ時のワークのたわみを防ぎ、吸着時の姿勢を維持することが可能。搬送時の揺れも抑えることができ、リリース時の位置決め精度も向上。形状の違うワークも柔軟に対応するため、同一ハンドでの多品種搬送に適している。
ストロークの位置調整は、圧縮エアのみで可能なため、突発的な停電などでも位置を維持することができ、急激なストロークの動きによるワークのズレや落下を防止する。
ストロークの長さは、50ミリメートルと100ミリメートルの2タイプ、真空パッド接続口はオネジとメネジの両方に対応。