三菱電機は、姫路製作所内(兵庫県姫路市)に建設を進めていた新実験棟(土山第15実験棟)が8月5日に竣工した。
姫路製作所は、同社の自動車機器事業の主要生産拠点であり、新実験棟では電動車両用モーターやインバータの開発・評価を行う。
近年、HEVやEVなどの電動車両の普及が急加速しているため、今後の需要増加が見込まれる電動車両モーターおよびインバータの開発・評価体制を強化する。また、今後も同社が保有するパワーエレクトロニクスや車載制御、モーター巻線などの独自技術を強みとする製品を開発・生産し、自動車機器事業のさらなる拡大を目指すとしている。
新実験棟の延床面積は、約8200平方メートル(7階建て)、投資額は約22億円。