丸紅情報システムズは、独・EnOcean社と代理店契約を締結し、EnOcean製エナジーハーベスティング製品や無線通信製品の販売を開始した。
EnOceanは、運動エネルギーや光、熱などから自己発電を行うエナジーハーベスティングと、その電力でセンシングして無線送信を行う低消費電力無線通信の技術を有しており、屋内外のIoT分野で強みをもつ製品を手がけている。スイッチを押す動作によって発電しスイッチの状態を無線送信する製品や、光や熱による発電と温度・湿度などの環境センシングを組み合わせたバッテリ不要のIoTエッジデバイス製品など、IoTサービスでの利用が広がっている。
丸紅情報システムズは今後、IoTエッジデバイス用途でのハードウエア販売に着手し、2020年度以降は自己発電の特徴を生かし、配線不要のスマートライティング、日照時間や温湿度などの環境管理、橋梁・トンネルの老朽化・事故予測向けのソリューションなど、各分野でEnOcean製品を用いたビジネスを展開していく予定。3年後に1億円の売上を目指すとしている。