IDECは、ワイドミュラー社の配線時のプッシュイン接続技術を活用して開発した第1弾製品として、φ22コントロールユニット「HWシリーズ」とリレーソケット「SUシリーズ」を8月21日から販売を開始した。
いずれも、端子部のプッシャー機能で電線の誤挿入防止と、IP20のフィンガープロテクト構造で感電防止など、高い作業性向上と安全性を確保しているのが特徴。
HWシリーズは、プッシュイン接続技術の採用で配線作業時の工数軽減や品質のばらつきがないことに加え、コンタクトブロックはロックレバー機構により工具不要でワンプッシュで取り付け・取り外しが可能になっている。
また、表示灯もプッシュイン接続を採用し、省スペースニーズに応えて短胴化している。
SUシリーズは、導通確認のテストポイントを独立して持たせることで、再配線の工数を削減するとともに、端子番号の視認性が高めるデザインを採用している。また、リレー/タイマー共用ソケットのため、在庫数を抑えられる。2極/4極の2タイプが完備。
同社では、プッシュイン接続方式の普及に向けて、フェルール圧着ツールのレンタルサービスやスターターキット販売も開始した。レンタルでは被覆剥ツール/圧着ツール、自動圧着機や熱転写プリンタを提供する。
さらに、プッシュイン製品は「Safe、Simple&Smart」をコンセプトに、「S3Connect(エスキューブコネクト)」というブランド名で展開していく方針で、端子台「Klipponシリーズ」と合わせて今後3年間で30億円の売り上げを目指す。
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■ø22 コントロールユニット HWシリーズ
■リレーソケット SUシリーズ
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