シャープは、世界最高レベルの発電効率を実現した色素増感太陽電池を電源とする、バッテリー交換不要のビーコン「レスビー」を開発した。
従来のビーコンの多くは1次電池を搭載しており、電波の減衰を防ぐためにビーコンを地上2メートル程度の高所に設置することから、電池交換などの定期的なメンテナンス作業が課題であった。
新開発のビーコンは、色素増感太陽電池分野の屋外評価基準において、世界最高発電効率に認定された技術により開発した色素増感太陽電池を電源に採用。このため、屋内の非常灯の下など低照度でも1回/秒の間隔で安定して信号を発信することが可能。
サイズは、W74×H7×D134ミリメートル。ネジで固定する場合は外観からネジが見えない構造を採用。電池交換がいらないため、メンテナンス作業も不要。
同社は今後、位置情報を提供するさまざまなサービス事業者への供給を通してマーケティングを進めていくとしており、第一弾として、清水建設の屋内外音声ナビゲーションサービスに向けて7月末に納入している。