電子情報技術産業協会(JEITA)は、2017-18年度の「利活用分野別ソリューションサービス市場規模」をまとめた。
18年度の国内企業のソリューションサービス市場規模は、7兆6566億円(前年度比104.3%)。国内外別では、日本向け売り上げは6兆2554億円(同106.1%)、海外向けの売り上げは1兆4012億円(同97.0%)。
国内は旺盛なIT投資拡大を背景に市場は拡大傾向にあり、02年度の統計開始以来はじめて6兆円を超えた。
利活用分野別では、「製造業」がスマートファクトリーへの対応等を背景に1兆2332億円(前年度比110.5%)と2桁の伸長となっている。
中でも自動車向けが同118.1%と大幅に増加しており、次いで「公務」が政府のインフラ投資促進等を背景に1兆2300億円(前年比109.4%)と好調に推移した。その他、「サービス」、「社会インフラ」、「流通」の各分野がプラス成長となり、中でもサービスに含まれる医療向けが同111.8%、社会インフラに含まれるエネルギー向けが同122.9%、交通・運輸向けが同109.6%と高い伸びを示している。
種類別(日本売り上げ)では、最大構成の「SI開発」が3兆1170億円(前年度比108.3%増)、クラウドサービスを含む「アウトソーシング・その他サービス」が2兆4319億円(同105.3%)とプラス成長となった一方で、「ソフトウェア」は7065億円(同99.8%)と微減となった。