日立ソリューションズ・テクノロジー(東京都立川市)は、製造現場のデータを効率よく収集、電子化し、現場の見える化とトレーサビリティを実現する組立加工ライン向けMESソリューション「VCIM-PA」を、10月1日から提供開始する。
新製品は、データ入力と収集を簡素化する機能を追加しており、作業者の負担を軽減し、組立加工ラインにおける工程の状態把握、作業者への指示などを自動化したい中小規模工場に適したMESソリューション。
製造実績情報や製品トレーサビリティを収集する際、作業者による手入力が基本となり、記入ミスや集計に時間がかかるなどの課題があるが、新製品は音声、CSVファイル、PLCから効率よく収集することが可能。
音声オプションは、指定項目を音声合成で読み上げるため、画面を見て判別したり、キーボードやバーコードを使うことなく音声によって登録ができる。CSVファイル連携オプションは、進行表など手書きの帳票をスキャナで読み込み、転記作業をしなくてもCSVファイルで出力して実績情報の登録が可能。
また、稼働情報収集ソリューションは、PLC通信ドライバで収集した稼働情報を、PLCごとの情報として登録することができる。