産業用通信とIIoTソリューションを手がけるスウェーデン・HMSインダストリアルネットワークス社は、5Gの製造業での対応で業界専門家50人へ2019年春に調査を実施した。
その結果、半数以上(54%)が、設備のリモートモニタリングやリモート操作にワイヤレス通信ソリューションを使用し、3分の1(34%)が社内のさまざまなIIoTでワイヤレス通信を使用していると回答した。
また、半数(48%)が、製造業における5Gについて明らかに肯定的で、その多くが現在使用されているケーブルや信頼性の低いWi-Fi、多くの産業用通信規格が5Gテクノロジーに取って代わるであろうことを高く評価している。
さらに、回答者の過半数(58%)が、5Gを採用するかどうかの判断で決定的なポイントになるのは、ワイヤレス通信システムの信頼性とロバスト性だと回答。この回答はOTとITの両分野から寄せられている。
そのほか、4分の1以上(26%)が低遅延性も重要だとしている。
HMSプログラムマネージャーのマルセラ・アルジン氏は「今回の調査結果から、産業用通信で5Gを使用するメリットについて産業界の認識がますます高まっていることが明確になった。産業界が本当に必要としているのは技術的な情報と具体的な活用事例である」と語っている。
なお、同社ではこの結果をホワイトペーパーとして公開している。
https://www.hms-networks.com/industrial-iot-solutions/5G/ready