横河電機は、9月5日付けでRAPインターナショナル社(英国)の全株式を取得し、100%子会社化する契約を締結した。
1994年に設立のRAP社は、安全で正確かつ効率的な保守保全業務を実現するため、ユーザーの作業管理プロセスをデジタル化する、ベストプラクティスを組み込んだソフトウエアソリューションの開発および導入に取り組んでいる。
横河電機は、設備の安全性と資産保全を保証する各種ソリューションを提供しており、RAP社の電子リスクアセスメントや作業許可管理用ソフトウエアソリューションを横河電機の設備監視システムと統合することで、作業の安全性確保、所要時間の短縮など、作業員や設備資産、周囲の環境をより強固に保護することが期待できるとしている。
今後はヨーロッパを皮切りに、RAP社のコンサルティングサービスやシステムの提供を拡大していき、同社のサービスを横河電機の技術ポートフォリオと統合するための開発を推進。設備資産と保守保全作業のリアルタイム監視を同時に行うデジタルトランスフォーメーションプラットフォームの実現を図る。