大江電機(横浜市南区)は、韓国・キューライト社の耐圧防爆型LED積層タワーランプ「QTEXB」で、日本の防爆検定を産業安全技術協会(TIIS)から取得し、販売を開始した。
QTEXBは、5段積層LED点灯式で、最大音量95デシベル(周囲1メートル)のサイレン音と点滅により、危険地域において視覚と聴覚の信号を同時に伝達することが可能になる。「国内防爆検定合格品で、ブザー付積層ランプは業界初」(同社)。
また、国際適合技術指針(2018)に適合しており、国際防爆認定(IECEx)や欧州防爆認定(ATEX)、韓国防爆規格(KCs)にも対応している。
機種は直付け型と壁付け型の2タイプあり、TIIS検定品は、専用防爆ケーブルグランド(φ10~16)と組み合わせ使用が必要なほか、IECExやATEXなども別途ケーブルグランドが必要。
積層タワーランプのレンズ色は、赤、黄、緑、青、白で、ボディ色はシルバー。保護等級はIP66で、使用周囲温度はマイナス40℃~プラス60℃。
同社は2017年からキューライト社の各種警告灯や産業用LED照明灯、防爆照明の販売も開始している。特に防爆用途向けには、TIIS合格品として、LED点灯・点滅表示灯「SNEL」と、反射鏡回転警告灯でアラームブザー内蔵の「SNESLR」を18年夏から販売し、国内の爆発危険領域への拡販に取り組んでいる。
今回積層式の国内検定品が加わったことで、さらに品ぞろえが充実した。