横河電機は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、産業技術総合研究所、地熱エンジニアリング、西日本技術開発との地熱発電技術の研究開発事業で開発中の温泉モニタリングシステムの実証試験を、大分県別府市の温泉地域に導入し2019年10月中旬から本格的に開始する。
温泉に設置したモニタリング装置を通じて温泉水の流量や温度などの変動データを取得し、それをクラウド上の人工知能(AI)で分析することで、地熱資源の連続監視・適正管理・有効利用を可能にする。
また、連続監視ができるようになるため、地熱発電が温泉に与える影響に関する科学的データが得られ、地熱発電開発を検討する際に、そのデータに基づいた温泉事業者との対話が可能になる。