横河電機は、オランダのエックスロボティクス社の点検ロボットと、同ロボットのソフトウエアプラットフォームの販売・導入をグローバルで開始する。
エックスロボティクス社は2017年、過酷な環境にある石油やガスの生産・処理施設などで使用できるロボット技術を商品化することを目的に設立。
同社の点検ロボット「ExR-1」は、さまざまなセンサーとカメラが搭載でき、4G LTEワイヤレスネットワーク機能を装備。安全な場所からPCやスマートフォンで監視・操作ができる。IEC防爆電気機器規格適合試験制度の認定を受けており、モジュールレベルで認証を受けているため、必要な機能に応じてカスタマイズで構成することが可能。ガス検知と自律走行のためのオプションモジュールを備えている。
横河電機は、人による点検作業が必要な石油・ガス生産設備をはじめ、大規模な精製所や化学工場に、ExR-1およびエックスロボティクス社の今後の新製品の導入を図る。将来的には先進的ソリューションの共同開発も検討していくとしている。