DMG森精機は、大型の横型マシニングセンタに、クーラントタンク内のスラッジを高効率で回収する「ゼロスラッジクーラントタンク」の標準搭載を11月1日から開始した。
今回搭載する機種は「NHX8000/10000」で、これでNHXシリーズ全機種に標準搭載となった。
ゼロスラッジクーラントタンクは、ユーザーから要望が多い「効率的な切りくず処理」を実現するために開発され、通常はスラッジがクーラントタンク内に堆積し回収が難しいが、同タンクはスラッジを効率的に回収し処理することが可能。
複数のノズルでタンク内を攪拌しスラッジの堆積を抑え、高精度サイクロンフィルタで回収する同社の新技術を採用している。これにより、タンク内の鋳物スラッジの場合の回収率は99%以上を実現。定期的に必要なタンク内の清掃作業頻度を大幅に低減することが可能になる。