東芝デジタルソリューションズは、製造業のバリューチェーンのデジタル化に向けた製造業向けIoTサービス「Meister Cloudシリーズ」を12月上旬から販売開始する。
デジタル化を進める上で、初期コストの大きさやリードタイムの長さ、投資対効果の判断の難しさなどによって、IoT導入に踏み切れない企業が多くいる。
こうした中、同社は東芝グループのものづくりのノウハウを凝縮したデジタルツインと、工場および設備メーカー向けのアプリケーションやテンプレートを組み合わせ、導入しやすいサブスクリプション型のクラウドサービスとして提供する。
今回販売を開始するサービスは、製造工程をスルーした製品のトレーサビリティや、製造状況の変化点を5M1Eで見える化を実現するものづくりIoTクラウドサービス「Meister ManufactX」、設備メーカーの遠隔監視や運用の最適化をサポートする設備メーカー向けアセットIoTクラウドサービス「Meister RemoteX」。製造業で実績のあるアプリケーションやUIテンプレートで、目的に応じたモジュールを組み合わせて活用することができる。
同サービスによって、サプライヤーや海外拠点・製造プロセスを含むサプライチェーンを横断したトレーサビリティ、工場と設備メーカーとの間でのデータ共有などの実現が可能となり、クラウド上でのさまざまなアプリケーションを組み合わせて利用することができる。