三菱電機は、高精度測位補強情報を受信するセンチメータ級高精度測位端末「AQLOC-Light(アキュロックライト)」を11月5日に発売した。小型・軽量・省電力化を実現しており、ドローンなどの小型移動体への搭載が可能。
新製品は、準天頂衛星システムによるセンチメータ級測位補強サービス(CLAS)に対応する受信機で、スイスのユーブロックス社製の受信チップを採用。従来品と比べて部品点数を削減し、消費電力を70%削減することで排熱構造が不要となり、受信機はW90×D90×H30ミリメートル、重量280グラムと、体積・重量を約80%削減している。
受信機に搭載したジャイロと移動体からの車速パルス信号を用いた自律測位で位置情報を補間するため、衛星からの信号が受信できないトンネル内や高架下でも測位可能。CLASのほか、ネットワーク型測位補強情報(ネットワーク型RTK方式/RTCM3・2)も受信でき、より多くの分野や用途で使用可能となっている。