IDECの2020年3月期第2四半期の連結決算は、売上高298億200万円(前年同期比6.4%減)、営業利益25億1600万円(同23.6%減)、純利益18億4900万円(同22.9%減)で減収減益となった。
米中貿易摩擦の影響により、工作機械やロボット業界における需要が減速傾向となったことと、ドルやユーロにおける円高の影響などから、HMIソリューション製品や盤内機器ソリューションなど主力製品群の売り上げが減少した。
製品別の売上高は、HMIソリューションが142億8900万円(同7.6%減)、中国市場を中心に、制御用リレーや端子台などが減少した盤内機器ソリューションが52億9700万円(同10.7%減)、日本において自動認識機器の売り上げが好調に推移したオートメーションソリューションは46億500万円(同7.2%増)、主に海外で安全関連機器の売り上げが減少した安全・防爆ソリューションが33億500万円(同4.6%減)、半導体・液晶製造装置用の制御盤の需要減などにより売り上げが減少したシステムが13億300万円(同22.4%減)、環境・エネルギー関連事業は堅調に推移したが全体の売り上げは減少したその他が10億100万円(同2.1%減)となった。
通期は、売上高600億円(同4.4%減)、営業利益60億円(4.7%増)、純利益38億円(同2.7%増)で、変更なし。