台湾・Moxaは、OTとITの両面における産業用ネットワークの保護に特化した、産業用ネットワーク防御ソリューションを発表した。
昨今のサイバーセキュリティ・インシデントの多発を受け、各国の政府は種々の法規制を制定し、電力、エネルギー、交通、製造業といった業界は、産業用制御システム、特にクリティカルなネットワーク・インフラに向けたサイバーセキュリティ対策の実装が求められている。
同社が発表した新ソリューションは、IPS(侵入防御システム)などのIT向けのクリティカルなサイバーセキュリティ・テクノロジーを搭載し、なおかつ既存の産業オペレーションを維持したままOTネットワークをサイバー脅威から保護できるよう特別な調整を装備。OTとITの両分野を包括的に保護することが可能。
EtherGuard(産業用IPS/IDS)、EtherFire(産業用次世代ファイヤーウォール)、MXsecurity(セキュリティ管理ソフトウエア)を含んでおり、産業用ネットワークに防御機能を追加するとともに、ネットワークの可視化や潜在的な脅威の検出をはじめとするネットワーク保護を実現する。