安川電機はIIFESで、「i3-Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)」を実現する、最新のコントローラ、サーボドライブ、インバータなどを統合したソリューションを展示し、工場の進化とスマートなものづくりを提案する。
展示の目玉となるのは、i3-Mechatronicsを支えるキーコンポーネンツとして、セル領域を制御していくコントローラ「YRMコントローラ(仮称)」(参考出品)のコンセプトを見せるメインデモ。マシンコントローラが制御する自動化装置、ロボットコントローラが制御するロボットシステムなど、複数の作業工程が集まったセル領域を見渡すコントローラで、セル全体の最適制御を担う。
前回もロボットとサーボモータを使った自動機から成るセルのデモ展示を行ったが、今回はYRMコントローラを中心として、ネットワークにMECHATROLINK-4とΣ-LINKⅡを使い、装置とロボティクスとデータの統合の実現と、データをもとに動きに変える最新デモを行う。
また「同期」をキーワードとした高度な同期制御を展示。サーボモータを使ったカム制御の電子化のほか、ロボットモジュールによるロボットと自動機の同期制御とタクト短縮の提案を行う。インバータではモータの異常検知やファンの目詰まりといった状態把握のソリューションを提案する。