高接触信頼性の設計構造
不二電機工業は鉄道技術展に、前後切換えスイッチ、車側灯、標識灯、車掌スイッチに加えて、新規開発した半自動ドアスイッチを展示する。小間№B-06。
スイッチ全般に共通する特長としては、接点ユニットの防塵構造によって異物の混入を防ぎ、接触不良の発生を低減している。接点の開閉機構にはカム方式を採用することで小型・軽量化を実現し、しかも標準仕様としてダブルブリッジ接点を採用することで、接触信頼性を高め、接点部分は高接圧バネの採用で振動衝撃に強く、チャタリングを防止している。
また、ケースやユニットは主としてポリカーボネート樹脂を使用し、強度と耐環境性(温度、湿度、振動など)を確保している。
一方、車側灯や尾灯は標準的に高輝度LEDを採用することにより、長寿命化を実現している。
側扉開閉表示灯は、多様な色覚を持つ人に配慮して、カラーユニバーサルデザインに基づいたLEDを標準で採用している。レンズ部は拡散性のある樹脂を採用し、均一でムラのない面照光を実現している。