日東工業は、電気と情報インフラをIoTで見守る製品・サービスの開発に向けて、ノバルス(東京都千代田区、岡部顕宏代表取締役)と資本業務提携に合意した。
日東工業が、日本政策投資銀行が主催するオープンイノベーションプログラム「東海オープンアクセラレーター」に参加、全国のスタートアップ企業から新規事業の提案を募集した結果、実現した。日東工業が、ノバルスが実施する第三者割当増資の一部を引き受ける。
日東工業は、配・分電盤やブレーカ、キャビネットなどを製造・販売しており、近年、地震による電気火災防止に有効な感震ブレーカ、地震の揺れを低減するサーバラック、電気自動車用充電器シリーズなどの製品開発を行い、さまざまなシーンにおける電気と情報インフラをサポートしている。
ノバルスは、電池自体に通信モジュールを組み込むコネクティッドバッテリーの開発・製造を手掛けるスタートアップ企業。通信機能付き乾電池「MaBeee」により、あらゆる製品をIoT化、クラウド基盤・AIまで含めたトータルソリューションで豊かな社会の実現を目指している。
両社は、インフラの老朽化、少子高齢化による人手不足、気候変動に伴う自然災害の多発によるインフラ管理の限界などの課題を解決するため、両社の技術を融合し、電気と情報インフラをIoTで見守る製品・サービスの開発を推進していく。