安川電機は、人協働ロボットの新たなラインアップとして、可搬質量20キログラムの「MOTOMAN-HC20DT防じん・防滴仕様」(最大リーチ1700ミリメートル)を、11月25日から販売開始した。
同社は、ちり・ほこり・液体などへの耐環境性を向上させた可搬質量10キログラムの人協働ロボットを7月から販売しているが、過酷な環境下で、より大型のワーク搬入が可能な協働ロボットのニーズが高まっていることから、今回、可搬質量20キログラムに向上させて商品化。大型ワークや複数ワークの同時搬送にも対応し、人協働ロボットの適用領域拡大を実現している。
全軸においてIP67の防塵・防滴構造となっており、表面塗装はアクリルウレタン塗装、先端フランジの材質はステンレスを採用し、衛生面への配慮から水洗を必要とする用途にも使用が可能。
ロボット先端部にコネクタを配置しており、ツールを直接取り付けることができ、ロボット内蔵ケーブルは、ロボット先端へのカメラ搭載などに便利なEthernet用ケーブル内蔵タイプを新たに用意。
プログラミングペンダントを使用する従来のティーチング方法と、ダイレクトティーチング機能を装備。ロボットに不慣れだったり、頻繁にティーチングが必要な場合でも導入が容易に。