アマダは、3軸リニアドライブを搭載した高速・高精度加工を実現する新型ファイバーレーザマシン「REGIUS(レジアス)-3015AJ」を、11月に米国シカゴで発表、2020年夏に国内販売を開始する。
新製品は、新開発のリニアモーターとリニアスケールを採用し、最適設計による合理化を行うことで、送り速度340メートル/分を実現したレーザ切断マシン。従来のラック&ピニオン方式と比べて1.4倍の高速加工を可能にしている。高剛性サポートブラケットによる高加減速に対応することで位置決め精度が向上し、これまでにない高速、高精度加工を両立する。
9kW高出力レーザ発振器には、レーザ光を最適なビーム形状にコントロールする同社独自のビーム制御技術を搭載し、薄板から厚板まで全板厚領域において安定加工と加工品質を実現する。
また、最先端の支援機能「レーザ・インテグレーションシステム」を初めて搭載し、段取りの自動化や安定加工を支援。ノズルや保護ガラスの状態を定期的に診断、監視し、問題を検知した際にはノズル交換や焦点調整、芯出しを自動で行うなど、点検時間やダウンタイムの削減が可能。