日本電産は子会社の日本電産モータを通じて、米・ロボテック社の株式90%の取得が完了し、子会社にした。
ロボテックは2002年設立。超低電圧ドライブの設計・開発・販売をおこなっており、従業員数20人。2019年12月期の売り上げ見込みは940万ドル(約9.9億円)。
ロボテックは、急速に成長しているAGV市場向けに超低電圧ドライブを販売し、倉庫、セキュリティ、清掃、農業用に採用されている。
日本電産はこれにより、AGVメーカーに、サーボモータと精密ギアボックス製品に加えて超低電圧ドライブも提供できるようになる。また、ロボテックのナビゲーションセンサーと電源管理技術もAGVプラットフォームのサービスラインアップに追加されることから、AGVメーカーにモータ制御システムの完全なサポートをワンストップで提供することが可能となる。
さらに、ロボテック社のエンジニアリングチームを日本電産モータのモーションコントロール・エンジニアリングチームと統合することによって、研究開発能力の一層強化にもつながる。